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ラズベリーパイ3が届きました^^;
今夜は、半影月食だったのですが、東京地方はベタ曇りで、観測できずじまい。最近、天文現象の日は、お天気悪いことが多いですね・・・(-.-)
観測できないと、ブログも更新できないのですが、また機材関連ネタです(笑)
先日手配していたラズベリーパイ3が届いたので、早速、セットアップしてみました。今回は最初からケース入りでやってきました(^^)
ラズパイHPの、RaspbianのJessieのイメージが3/18にアップされていたので、ラズパイ3でも動きそうです。
早速、ダウンロードしようと思いましたが、ちょっと調べていたら、Linuxの天文用統合ソフトのiAstroHubのラズパイ3用イメージがアップされていることに気が付き、これを入れてみることにしました。
iAstroHubのプロジェクトは、ラズパイの有用性を教えてくれたプロジェクトです。当初はラズパイで構成されていましたが、パフォーマンスの問題から、最近はAndroidスティックPCを使っていたようです。今度、ラズパイ3が出たので、今後は、またラズパイになるようです。オートガイダー、フォーカサー、自動導入、カメラ制御、イメージ処理などが含まれています。
2.4GBほどある圧縮ファイルをダウンロードし、解凍し、8GBのSDカードに書き込んだら、すぐにLinux自体は立ち上がりました。ラズパイ3はWifi内蔵なので、アクセスポイントも立ち上がっていました。
その後、画面でstartxを実行してもXは動きませんし、クライアントPCからxrdpなどもつながらないようです。どうやって使うんだっけ?と、頭を冷やし入浴していたら、Webインターフェースだったことを思い出しました(笑)
いくつか画面があります。使い方、良くわかりません(>_<)
OnStepのPEC機能テスト
今夜は曇り予報だったのですが、夕食後、月と木星が見えていましたので、昨日組み上げたポータブル赤道儀を、ベランダに設置し、OnStepのPEC機能をテストすることにしました。
まずは、PHD2の極軸ドリフトツールで、極軸調整した後、ガイド鏡を載せて、1軸オートガイドを実行し、その状況をスマホのOnStepアプリのPEC画面でRecordingします。SP赤道儀はウォーム歯数が144枚なので、10分後に自動的にPlayingになりました。これでPECデータの用意完了です。
オートガイドを無効にし、試しに、PECも無効にすると、下図のようにピリオディックモーションが出てました。±5ピクセルも出てますね。これって何秒でしょうね?ちょっと酷過ぎ??^^;
で、PECを有効にすると、上図の後半のグラフのように安定してきました。結構効果ありそうですね。
しっかりグラフ取りしようと思ったのですが、べた曇ってしまい、テスト中止になってしまいました(>_<)
一応、このデータは、OnStepのEEPROMに保存しておきました。また、赤道儀はHOMEポジションに戻してから電源を切っておきました。こうしておくことで、次回、このPECデータを使うことができるようです。ホントかなあ(笑)
SP赤道儀利用のポータブル赤道儀をOnStep化
三連休、暖かくなりましたね!皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
東京地方、昼間は晴れてることもあるのですが、夜はダメそうです・・・。
しかたなく、また赤道儀機材ネタです<(_ _)>
以前、SP赤道儀の赤経部を利用したポータブル赤道儀を組み立てましたが、これにOnStepのコントローラーをくっ付けてみました。なお、この機材以外に、例の経緯台モードテスト用のSP赤道儀がもう1台あります。
グレーの四角いボックスがTeensy利用のコントローラーです。以前、MT-1モーター利用の高速導入時にもくっ付けていたのですが、ギアカバーが付くように、スーパーギアに戻しました。ポータブル赤道儀に自動導入は不要ですし、ベルトむき出しはイマイチでしたので(^^ゞ
これまで、MT-1コントローラーは、古いMD-5があり、1軸オートガイド用にも改造していたのですが、いろいろ思うところがあり、今後はこの構成で使ってみようと思います。
なお、OnStepコントローラーは、電源ON後、Bluetooth接続のスマホアプリから、トラッキング開始の操作をしないと恒星時駆動が始まりません。これでは、お手軽ポータブル赤道儀として使いづらいので、プログラムを修正して、電源ONで恒星時駆動を始めるようにしました。修正箇所は、「OnStep.ino」のsetup()の一番最後に、下記のA1コマンドと同じ処理を追加するだけです。
last_loop_micros=micros();
startAlign('1'); ←これを追加
}
}
この修正、ポータブル赤道儀でなくても、結構便利そうな気がします。というのも、ベランダ観測では、お月様が綺麗だ!それ撮影だ!準備完了!スマホはどこだ?あった!うっ、バッテリー切れだ~・・・・(>_<)
なんてことも良くあるためです(笑)
ちなみに、この修正により、アライメントなしの簡単自動導入なら、SkySafariだけで操作できるようになったようです。恒星時駆動さえ始まれば、自動導入前に必須の日時のセットは、SkySafariでも実行できるためです。
※2017/09/16追記
上記のstartAlignという関数、いつの間にかなくなっていまして、起動時に自動トラッキングをONにするには、Config.hの赤道儀タイプの設定のあたりに、AUTOSTART_TRACKING_ON をdefineしておけば、ソースのパッチなしでOKになっています。以下のような感じです。お試しください!
#define MOUNT_TYPE_GEM
#define AUTOSTART_TRACKING_ON
#define MOUNT_TYPE_GEM
#define AUTOSTART_TRACKING_ON
※追記ここまで
また、スマホアプリでの操作は必要ですが、星景写真用に、1/2恒星時駆動もできるようにしました。これは、しばらく日食撮影はなさそうなので、太陽時駆動コマンド:TS#を書き換えました。「Command.ino」のTSコマンドの数値を修正するだけです。
if (command[1]=='S') { SetTrackingRate(0.5);
あと、これ以外にも試してみたい機能があったりするのですが、夜晴れないと、なかなか試せそうにありませんねー(>_<)
月齢8.4
経緯台のテストも兼ねて、お月様を撮りました。赤道儀だとあまり気にならないのですが、経緯台だと、水平にグルグル回るので、長い鏡筒は、カメラが手すりにぶつかります。注意しなければ・・・(>_<)
FL80S+1.4xエクステンダー+NEX-5R、ISO-100、1/100秒、JPEG1枚をPSで調整
この後、この鏡筒のまま、プレセぺ星団を導入して撮影してみました。
ISO-3200、10秒、リサイズのみ
FL80Sの焦点距離640mm×1.4で約900mm、35mm換算で1344mmになります。経緯台での10秒追尾でも点像のように見えますが、等倍にすると・・・
この後、さらに木星を導入しようと思いましたが、手すりにぶつかるので導入できませんでした(笑)
SP赤道儀で経緯台自動導入テスト(その2)
久しぶりに夜晴れたので、SP赤道儀を使った経緯台でOnStepの自動導入テストの続きです。
前回は、極軸を天頂に向ける調整をほとんどやらなかったので、今回は、iPhoneの水準器アプリを使って、ベランダ天文台に設置してみました。鏡筒は、前回と同じく、FS60CB+RDに、NEX-5Rを付けて撮影しています。
実は、前回までのプログラムは、南側の子午線通過が出来なかったので、真南をまたがって導入しようとすると、ぐるっと北側をほぼ360度回って導入していたのです。赤道儀のプログラムを流用してるので納得はできるのですが、南側を中心に観測するベランダ天文台にとって、これは致命的でした(>_<)
ですが、開発者が対応してくれまして、何とか真南通過もできるようになりました!(^^)
まずは鏡筒を、適当にホームポジションの天の北極に向けて、1スターアライメントでベテルギウスを導入します。もちろん、最初は導入できませんので、手動で調整し、アライメント完了とします。
手始めに、今日は、お隣のおうし座にいる月を導入します。これが導入できないと困りますね(笑)
ISO-400、1/800秒
続いて、シリウスです。ちょっと上よりになりました(>_<)
シリウスの左下のM41です。
古いAndroidスマホ(SO-01C)のアップデート
このところの東京地方、お天気が悪く、夜はもちろん、昼間でさえ晴れなくなりました。更新ネタがないので、ついに携帯ネタです(笑)
以前、会社の同僚から、SONY Xperia SO-01Cという古いスマホを譲ってもらい、iOSのiPhoneやiPadでは対応できないBluetooth関連のアプリを動かして、赤道儀コントロールに便利に使っていました。
ところが、最近になって、Androidスマホでドライブレコーダーのアプリ(CaRooとか、Safety Sightなど)があり便利だよ、ということを聞き、試してみたのですが、上記のSO-01CのAndroidバージョンが2.03と古いためか、うまく動作しない状態でした。
ネットで調べてみると、SONYのXperiaは、Androidバージョンの更新手順があり、多くの先人方が4以上にアップすることに成功されているようですので、今更ですが、当方もダメ元でやってみました。^^;
結論としては、無事に、各種ソフトが動作する4.0.4にアップすることができましたが、先人方の情報から時間が経っており、かなり苦労しました。今後、同様の機種でアップデートを実施しようと思われる方もいらっしゃるかもしれませんので、引っかかった内容をヒントとして記載しておきます。
参考にしたHPは、「サルでもわかる Xperia arc (SO-01C)をAndroid4.0化」 です。サルにもわかるのなら、自分でもできそうですよね(笑)
※準備で困ったところ
1) Xperiaのファームウェア書き換えツール:FlashTool
上記のHPのリンクは切れていたので、最新のツールをダウンロードして使ってみましたが、後から、最新のツールは、SO-01Cには対応していないことがわかり、一つ古いツールを使いました。
2) 1)をダウンロードするためのツール:Tribler
1)のダウンロードのリンク先からダウンロードするには、torrentファイルの解釈が必要で、このTriberが必要なようです。
3) SO-01C用Android4.0ファームウェアイメージ:LT18_4.1.A.0.562_NCB.ftf (Googleドライブ)
これもHPのリンクは切れていたので、ネットで探しました。Googleドライブからのダウンロード方法がわからず、別のサイトを散々探してしまいました(笑)
4) もしかしたらAndroid開発環境(SDK)
自分の場合、PCがWindows10だったのです、こちら も実施しましたが、不要かもしれません。ちなみに、SDKのインストールには、JAVAの環境インストールも必要です。
という感じで、気軽に始めたものの、うまくいかず、いろいろ必要になりました。
※手順で困ったところ
FlashToolとイメージがあれば、とりあえず、ファームウェア書き込み画面は開けます。ただし、上記のHPのFlashToolの画面と変わっていて、どう操作すれば良いか、良くわかりません。
■上記HPでの画面
■現在のバージョンの画面
とりあえず、真ん中のContentのファイル名(?)が同じになるように、チェックマークをオンオフしました。
この後、SO-01Cを書き換えモードで繋いで、ファームウェアをダウンロードするのですが、「ドライバーをインストールしなさい!」という意味のエラーが発生してしまいました。
これの改善のために、一つ前のバージョンのFlashToolに変えたり、SDKをインストールしたり、「PC Companion」をインストールしたりしましたが、なかなか改善されません。
半分諦めかけましたが、改めてエラーログを良く見ると、「C:\Flashtool\drivers」にドライバーがある、などと書かれており、この場所のドライバーインストールツールを実行すると、多少エラーが出るものの、書き込み自体は実行できるようになりました。
ですが、どうしてそういう操作をするのかわからずに、上記のHPの順番で、3つのダウンロードを実行してみたのですが、うまくいきません。当然、スマホは動作しなくなり、このまま文鎮になってしまうことを覚悟しました。
諦めかけて、もう一度、最初からダウンロードを実施しました。その際、何となく、上記画面の「Reset customization」をチェックオンしてみたころ、最初のダウンロード終了後、起動画面の「SONY」表示の後、見慣れない「XPERIA」の文字が!!\(^o^)/ 結果オーライですが、何とかアップデートできました!(^^)
その後は、SO-01C用アプリの更新をしたり、アプリのダウンロードし直しで、一応、Android4.0化が完了しました。無事に、SkySafariのVer4や、ドライブレコーダーアプリも動作するようになりました。
ちなみに、バージョンアップした後のパフォーマンスですが、もともとSO-01Cはもっさり動作でしたので、あまり変化はありません(笑)
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