ラズパイ2でphd2がようやくキチンと動きました^^;
月夜になってきましたので、またラズパイネタです。
3/13の記事でも、ラズパイ2でphd2が動作したことをお知らせしたのですが、前回は、phd2が必要とする新しいライブラリーの準備が面倒だったので、まだテスト中の次期ラズパイ用OS(jessie)を使っていました。
今回は、キチンと正式リリース版(wheezy)で構築できました。構築にあたり、こちらのページを参照しましたが、wxWidgets3のコンパイル(3時間以上かかった)や依存関係ライブラリーの準備に、かなりてこずりました。
カメラは、サポートされているASI120MMを使いました。さすがに、多少重めですが、CPU負荷は少ない感じです。パラメータ調整で何となくうまくガイドできているようです。
(4/11追記)
ASI120MMでは標準ドライバで動作しましたが、QHY5LⅡはINDIドライバでも、うまく動作しません。
これで、ラズパイで以下の機能が動作するようになりました。
1)無線LAN親機&ルーター機能
2)有線LANの固定IPアドレス接続
3)オートガイド:phd2、もしくは、lin_guider(CCDカメラは、ZWO ASIか、QHY-5など)
4)シリアル通信自動導入無線化:ser2net(SkySafari など、IPアドレス指定ができるソフト)
5)シリアル通信自動導入無線化:ser2netとHW VPS3(ステラナビゲータ、EQMODなど、シリアルポート指定のソフト)
6)BackYardEOS無線化:VirtualHere(USBポートの仮想ネットワーク化)
7)Eye-Fi X2カードのJPEG自動受信(Mobiカードは不可):eyefiserver
8)X-E1/M1/A1、EOS kiss X2などの簡易シャッターコントロール:自作ソフト+自作ハード利用
9)自動シャットダウンSW:自作ソフト+自作ハード利用
3)オートガイド:phd2、もしくは、lin_guider(CCDカメラは、ZWO ASIか、QHY-5など)
4)シリアル通信自動導入無線化:ser2net(SkySafari など、IPアドレス指定ができるソフト)
5)シリアル通信自動導入無線化:ser2netとHW VPS3(ステラナビゲータ、EQMODなど、シリアルポート指定のソフト)
6)BackYardEOS無線化:VirtualHere(USBポートの仮想ネットワーク化)
7)Eye-Fi X2カードのJPEG自動受信(Mobiカードは不可):eyefiserver
8)X-E1/M1/A1、EOS kiss X2などの簡易シャッターコントロール:自作ソフト+自作ハード利用
9)自動シャットダウンSW:自作ソフト+自作ハード利用
なお、既に、ラズパイをお持ち(もしくは購入予定)で、最初から構築は面倒だが、Linuxでいろいろ天体写真向けに遊んでみたいという冒険家がいらっしゃいましたら、お気軽にお知らせください。当方の拙い設定ファイルで良ければ、SDカード代+送料程度でお送りします。上記の内容がすぐに動作するようになるはずです(^^)
ラズパイ2台でEye-Fiを使うには・・・
遠征に失敗したので、仕方なく、備忘録のラズパイネタです(笑)
前回、ラズパイ2台をPC1台で監視するために、無線LANアダプターを2つ使って、それぞれのラズパイをアクセスすることにしましたが、この状態で、リモート制御できないFUJIのミラーレスカメラの撮像を確認するために、Eye-Fiを使用する場合、さらにEye-Fiカードが無線LAN親機になると、ラズパイ2台との接続のどちらかが切断されてしまいます。かといって、アダプター3台は勘弁です(+_+)
現在のEye-Fi Mobi カードは、無線LAN親機にしかならないので、スマホやタブレット、PCから接続して写真を受信する機能しかありません。仕方なく、NEXUS7のタブレットから写真を確認していましたが、タブレットやLinuxには、バーチノフマスクを測定できるピントエイドようなソフトがなく、ちょっと不便です。
ところが、既に発売終了になってしまった旧型のEye-Fi Pro カードには、無線LAN子機機能があり、Eye-Fi サーバーに写真を自動アップロードする機能があります。ラズパイにEye-Fi サーバー機能を構築することにより、撮影した直後に、ラズパイに写真が自動アップロードされるようになりました。これなら、ラズパイ2台との接続をそのままで、Eye-Fiカードの撮像をPCで確認することができます。
もちろん、PC上のピントエイドも使えますので、バーチノフマスクの画像測定もできます。前回の遠征では、自宅にEye-Fiカードを忘れたので試せませんでしたが、こんな感じになりそうです。
3/21-22の三峰遠征は失敗(-.-)
GPVの予報が好転したので、新月期ということもあり、激務が続いたJDISさんに申し訳なかったのですが、予てからの予定通り、三峰HPに遠征しました。三吉さんと天狼さんと3人での観測となりました。3月も後半となり、残雪もなく、観測しやすくなりましたね(^^)
ところが、薄明終了ころは快晴で、これは今夜も楽しめそう!と思ってましたが、それ以降は、春霞なのか、ガスなのか、霧なのか、ほとんど晴れない状況で、撮影したのは、フォーカス合わせなど、テストで撮影した6コマのみでした(>_<)
一番綺麗な写真は、金星のバーティノフマスクの写真です。これは我ながら見事!(笑)
あとは、フォーカスや撮影位置確認用に撮影したM42。これまで、A1はFS60CBばかりだったので、今回はペンギン君の使用でした。
今回は、ラズパイ2台を使用して、X-M1とX-A1の2台体制を実施するつもりでした。ただ、直前まで、Eye-Fiカードとラズパイの通信テストを実施していたら、自宅にX-M1を忘れてしまいました(笑) 急遽、X2での撮影体制に変えましたが、晴れることはなく、使用することはありませんでした^^;
晴れないおかげで、天文談義には花が咲きました。三吉さん、天狼さん、ありがとうございました!
やはり、晴れ男(ペア?)のJDISさんと行動しないとダメなようです(+_+)
ラズパイ2台をノートPC1台で使うには・・
まーたまたのラズパイねたです。ほとんど備忘録です(^^)
2台のオートガイド撮影機材をコントロールする2台のラズベリーパイ(Raspberry Pi)を、1台のノートPCで操作&監視する場合、2台のラズパイはどちらも無線LANの親機になっているため、ネットワーク構成の再検討が必要です。ネットワーク構成は、以下の4通りくらいが考えられます。
①が一番自然なのですが、ノートPCに無線LANアダプターが1個では、その都度切り替えが必要で面倒です。
無線LAN親機を使う場合、子機は親機としか通信できませんので、子機間の通信は必ず親機経由です。なので、②と③は、親機のパフォーマンスに左右されてしまいます。
④は、ノートPCが故障した時、ラズパイの設定変更が大変です。
ラズパイとNEXUS-7でPCレス&完全無線オートガイド撮影
3/14も、近くの名栗湖にプチ遠征しました。いつもご一緒のJDISさんは、残念ながらお仕事モードでお休みでした。一人っきりの撮影だったからか、姿は見えませんでしたが、一度、すぐ近くに「キーン!」と鳴く動物が来て、驚きました@@
天気は、薄明が終わるころには雲は取れました。22時ごろまでは、天頂から西空以外は、かなり霞んで眠い空でしたが、23時ころからはかなり透明度が上がりました(^^)
今回の目的は、先日からずっといじっているラズベリーパイとSynScan仕様のGP赤道儀を使い、AndroidタブレットのNexus-7だけで、ノートPCを使用せずに、オートガイド撮影を実施してみることです。頭でいろいろ考えていても、実際にやれるかどうか試してみないとダメですもんね(^^)
機器の接続は以下のとおりです。
①オートガイド:ZWOASI120MM → ラズパイ → lin_guider、ASI120MMガイド端子 → SynScanガイド端子
②自動導入:Nexus-7のSkySafari ⇒ ラズパイ(ser2netでWifi化) → SynScanパソコンポート
③X-M1シャッター制御:ラズパイのGPIO(自作ソフト) → X-M1リモート端子
④撮像確認:X-M1のEye-Fiカード ⇒ Nexus-7のEyeFiアプリ
⑤監視操作:Nexus-7のリモートデスクトップアプリ ⇒ ラズパイのX画面
結果は、それなりに無事に動作しました。ラズパイを各機能のハブとして利用することで、安価にPCなしでオートガイド撮影環境を構築&実施できることが確認できました^^;
見づらいですが、Nexus-7でのリモートデスクトップ画面です。Lin_guiderにドラッグ操作があるため、マウスが必要そうです。Bluetoothマウスを使いました。
SkySafariもマウスがあると、ステナビ並みに使えますね。英語表記ですが・・(笑)
ただし、いくつか課題も見つかりました。
①折角無線化しているのに、SynScan周りの配線が、結構ゴチャつきます(笑)
②Nexus-5のWifi接続先を、ラズパイとEyeFiと切り替える操作が面倒(>_<)
→撮像を確認するためには、EyeFiにつなげないといけませんが、その際、リモートデスクトップやSkySafariとの接続が切れちゃいます(-.-)
③SynScan利用の自動導入操作に慣れてない(T_T)
→ずっとEQMODだったので、結構悩みました(笑)
今後改善していこうと思います。まだまだ楽しめますね(笑)
ちなみに、今回は、21時からの「学校のカイダン最終回」を見たかったのと、都合上24時撤収予定だったので、2台構成にはなりませんでした。なので結局、使ったラズパイは旧型のみでした^^;
ラズパイ2でPHD2が動きましたが・・
あっいかわらずのラズパイネタです!<(_ _)>
キャリブレーションや操作した感じはそれほど重くないのに、どうもガイドが安定しません。それに、露出1秒に設定していたのですが、回りきってないようです。今度、しっかりパラメータ調整してみます。
ラズパイ2でPHD2が動くようになりました。ガイドカメラは、INDIインターフェースの他に、QHY5とZWO ASIが標準でサポートされているようです。
今夜は、久しぶりに穏やかに晴れているので、ベランダ天文台をオープンして、早速GP赤道儀+NS-501+ASI120MMでガイドテストしてみました。
英語表記ではありますが、見慣れた画面でガイドできるのは、やっぱり安心だなあ、と思っていたのですが・・・^^;
もしかして、ベランダ天文台を久しぶりにオープンしたので、赤道儀の調子が悪いのかも?と思って、旧型ラズパイのlin_guider 3.0+ASI120MMに切り替えて、テストしてみたら・・・
ちなみに、ラズパイ2の方は、KSTARS+EKOSを動かすため、TestingバージョンのRaspbianを入れたり、標準KDEアプリケーションのフォントのサイズ変更がうまくいかず、いろんなウインドウマネージャーを試していたら、なぜかウィンドウのタイトルバーが表示されなくなってしまいました。Xのアプリケーションは、ウィンドウタイトルバーの×で閉じる画面が結構あるのですが、それが表示されないので、閉じれなくなってしまいます・・(~o~)
もう一度、lin_guider動作状態のバックアップに戻して、再度、綺麗にPHD2をインストールして試してみたいと思います。うまくいくと良いのですが・・・。
ラズパイ用白ケースで2台構成に
毎度のラズパイネタです・・・<(_ _)>
先日、シャットダウンSWなどを取り付けたラズパイの掘り込みの入った黒ケースには、新型ラズパイ2を入れてしまったので、旧型ラズパイ用に、同じシリーズの白ケースを入手しました。黒で揃えようかなあ?とも思ったのですが、試しに白にしてみました。サイドから赤や緑のハートビートLEDが透けて見えるのは、状態が良くわかって、なかなか便利かも?(^^)
ちなみに、上蓋を開けたところです。このケース、ラズパイの端子が隠れますし、小さい基盤を収めるスペースもあり、お気に入りです。今は、カメラシャッター制御用に、フォトカプラを載せています。
白と黒を並べたところです。白の方がオシャレですね!
このケース、Amazonでも秋月電子でも、RSコンポーネンツでも買えます。RSが一番安いです。
一応、白の旧型も、lin_guider3.0になって、当方が所有しているASI120MMやQHY5L-ⅡCでオートガイドが使えそうですし、FUJIやX2のシャッター制御、EQMODでの無線化が動作しますので、ノートPCやタブレットと組み合わせて、これはこれで使っていこうと思います。
黒の新型は、しばらくいろいろ実験用ですね。raspbianのtestingバージョンを入れて、KSTARSやEKOS、INDIも動作するようになりましたが、PHD2は、まだ動いてません(>_<)
lin_guider 3.0.0でASI120MMが使えるようになった!?
ラズベリーパイのLinux上で利用できるオートガイドソフト:lin_guider のバージョン3.0.0がリリースされ、ZWO ASIやStarlight Xpressなどのガイドカメラが使えるようになったようです。これまでは、サポートがほぼQHY系のみだったので、所有しているASI120MMでは使えなかったのです。
早速、ASI120MMをラズパイに接続して、lin_guiderを起動してみたところ、「libasicamera」なるライブラリーをインストールしろ、とメッセージが出ました。ココから、ARMハードウェア演算用のモジュールをダウンロードし、インストールしたところ、無事、lin_guiderでZWO ASIカメラとして認識され、ビデオ接続ができたようです。ただし、ARM用のライブラリーは、使用がリスキーなので注意しろ!、なんて書かれてました(笑)
これがうまくいけば、所有の2台の赤道儀共、ラズパイでオートガイドができるようになり、機材のコンパクト化が多少進みそうです。機材の構成上、オートガイド動作自体がPCレスになれば、いろいろスマートになります。
viエディタなら使ったことがあるよ!、かつ、面白そうなので遊んでみよう!という方、いかがでしょ?
ラズパイだけではガイドはできず、設定や監視用には、PCかタブレットが必要ですが、ガイド中にはPCが不要なので、バッテリーに優しく、お手軽ガイド撮影には持ってこいです(^^)
ようやくラズパイ2で撮影可能に・・^^;
火曜日に届いたラズパイ2ですが、ようやく以下の作業が完了し、2/22の状態にまでなりました(笑)
①ラズパイ用のLinux(Raspbian)の新規インストール
②リモートデスクトップサーバーのインストール、無線ルーター化
③Lin_guiderのコンパイルとインストール
④X-M1/A1のシャッター制御プログラムの再作成
⑤シャットダウンSWの取り付け
途中で、旧型パイと新型パイ2で、GPIO(BCM2835)のI/Oアドレスが変更されていることがわかりしました。旧型:0x20000000 → 新型:0x3f000000 のようです。
I/Oアドレスを利用するプログラムやライブラリーは、修正や更新が必要でした。
ここまでで、一端バックアップを撮りました(^^)