Raspberry Pi(ラズベリーパイ)でオートガイドテスト
未だに先々週の画像処理も終わっていないのに、WindowsPCレスのオートガイドを試してみたくて、カードサイズLinux機のラズベリーパイを入手しました。
4日間に渡って毎日3~4時間ほど格闘したところ、何とか、リモートデスクトップ、無線LANルーター、オートガイドソフト:lin_guiderが動作するようになったので、早速、本日テストを実施してみました。Windowsで慣れ親しんでいるPHDは、ラズパイでは重い、ということなので、見送りです。
lin_guiderの情報が少ないのですが、ろくにマニュアルも読まずにトライしてみました。ガイドカメラは、サポート機種のQHY5L-ⅡCだったので、すんなり映像が表示されました(^^)
これは、オートキャリブレーション中の画面です。時間は、約1分くらいだったと思います。ガイド星は、緑の四角をドラッグして選択します。
ガイド開始です。いろいろパラメータはありますが、一番主なパラメータは、なんとPID制御のパラメータのようです(笑)
キャリブレーションでステップ応答を計測して、比例ゲインPの値を算出してくれます。あとは、Iを適当に入れてみました。このあたり、訳あって大変親しみが沸きました(笑)
適当に3分間ほど撮影した結果は、以下のとおりで、一応丸く写りました。FS60CB+RDの250mmくらいなので、流れたら困りますよね。
1/17は名栗湖にプチ遠征
1/17-18は、ご近所のJDISさんと近くの名栗湖にプチ遠征しました。目的はラブジョイ彗星の尾の撮影です。
現着時の16時ころは、風も強く、小雪がちらつきましたが、暗くなったころには風もおさまりました。ただ、しばらく雲が流れて来る状態が続き、なかなか彗星を連続して撮影することができませんでした。
結局、最低気温-2~-3℃くらいだったのでしょうか? 温泉のスタッフの方に予め天体観測の許可をもらいましたので、安心して観測できました(^^)
それで肝心の彗星ですが、雲が流れた画像を飛ばして、飛び飛びの画像で処理したら、一応尻尾は出ましたが、背景が3D写真のようになっちゃいました(笑)
FS60CB+RD+LPS-D1、X-M1、ISO-3200、3分×10枚
彗星を撮影中、どうもASI120MMのガイド出力が暴走したようで、赤道儀がずっと妙な方向に動いていく現象が発生しました。これって、flatさんが悩まれている現象と同じ??RJ-11のケーブルを抜くと回復しました(>_<)
次回から、ASI120MMはASCOMインタフェースでNS-501無線接続としましょ^^;
このトラブルもあって、他の鏡筒や赤道儀を店開きする気が失せてしまいました。それでFS60CBで春の銀河団を撮り始めたのですが、標準フラットナー+1.4Xエクステンダーで少しでも長焦点にするつもりが、接眼部のリングを忘れてしまって、レデューサを付けたままエクステンダーを付ける羽目になりました。まあ、純正フラットナーような仕様にはなりましたが・・(-.-)
他の画像処理はこれからですが、最後に撮影した月齢26.5の月をアップしておきます。構図が曲がってますね(笑)
擬似Hα(?)でのM1とA1の比較(その2)
昨日はM42の画像をアップしましたが、今回は、あまり意味はなさそうですが月です(笑)
シーイングが悪い時期ですので、X-M1の方は、何となくブレているような画像になってますが、全てこんな感じで写ってます(+_+)
共通条件:FS60CB+RD+LPS-D1+R64、ISO-1600、露出1/100秒
X-A1の方は、RAW上ではざらついてますが、画像処理エンジンで綺麗に処理されてますね。
X-M1は、何となく、ぼんやりと写ってます。JPEGは使わない方が良さそうです(笑)
ということで、A1はローパスレスではないのに、エンジンでローパスレスをカバーしているような感じがします。
なお、本内容は、当方のX-M1の設定がどこか適切でない可能性もありますので、参考程度でお願いします。
ちなみに、M1の設定にあるダイナミックレンジを変更して再現像してみましたが、JPEG画像は変化ない感じでした。