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NEX-5用の簡易インターバルタイマー作成
新月期ですが、この梅雨空では、何をか言わんや状態ですので、仕方なく中途半端な工作ネタです(笑)
SONYのミラーレス一眼のNEX-5シリーズは、ライブビューの使いやすさもあり、お手軽天体写真に最適なのですが、非常に残念なのがシャッターコントロールの端子がなく、リモコンが赤外線なことです。超安価で通常の赤外線リモコンは販売されていますが、インターバル機能付きは非常に高価です。
そのため、皆さん、インターバルタイマーの自作キットなどを使用し自作されています。当方も、赤外線リモコンをUSB-IO経由でPC制御していたのですが、もっと気軽に使えるように、インターバルタイマーリモコンを利用し、作成してみました。
ただ、通常のタイマーリモコンの出力は、バルブのシャッターリリース時にONとなり、クローズでOFFとなるいわゆる接点出力です。ですが、赤外線リモコンは、バルブでのボタンの押しっぱなしでは、露出時間1秒程度での連続撮影となってしまいます。
ですので、本来なら、接点出力のON→OFF、もしくは、OFF→ONのトリガー状態を捉えて、ワンショットのパルスを生成し、リモコンに与える必要があります。簡単にCMOS-ICなどで作成可能ではあるのですが、何とか手抜きをしたいところです(笑)
今回は、赤外線リモコンの真ん中にある2Sボタンを利用しました。このボタンは、2秒のセルフタイマー動作の後にシャッターを切るためのボタンです。バルブでこのボタンを押し続けた場合、セルフタイマー2秒+露出時間1秒の繰り返し連続撮影になります。
詳細は省略しますが、このボタンと、インターバルタイマーリモコンのインターバル時間を利用すれば、露出時間を2秒にセットし、インターバル時間を露出時間にすることで、ほぼ希望の動作をすることができました。
「ほぼ希望の動作」、と書いたのは、①撮影枚数が1枚少なくなる、②最後バルブ露出中で終わってしまう、ということがあるためです^^;
その代り、工作自体は、超簡単です。インターバルリモコンのコネクタを切り落として、接点出力の2本の線を、ばらした赤外線リモコンの2Sスイッチの回路に接続するだけです。追加のICやコンデンサなどは不要です。
いずれ、トリガー検出用のICも付けるとは思いますが、安価な工作例として、とりあえずお知らせしておきます^^;
本当はUSB端子でシャッターコントロールをハックしたいのですが・・・。5RなどのWifi付きは、ネットワークでハックできるみたいですよね。
FL80Sの鏡筒交換
先週の遠征や暑い日とうって変わって、涼しい梅雨の雨が続いてます。こうなると、どうしても機材ネタになってしまいますよね~(笑)
当方のメイン使用機材の一つであるビクセンのFL80Sは、亡き父が約30年前に購入したものです。色収差や解像度など、このクラスの中では非常に優秀な鏡筒だそうですが、残念なのは、初期型のためか、接眼部が古い43mmベースになっていて、2インチ系のパーツが使えないことです。
ビクセンに相談したところ、ED81Sの鏡筒が使えますよ、ということでしたので、パーツを入手して、本日レンズの入れ替えを行いました。
当方のメイン使用機材の一つであるビクセンのFL80Sは、亡き父が約30年前に購入したものです。色収差や解像度など、このクラスの中では非常に優秀な鏡筒だそうですが、残念なのは、初期型のためか、接眼部が古い43mmベースになっていて、2インチ系のパーツが使えないことです。
ビクセンに相談したところ、ED81Sの鏡筒が使えますよ、ということでしたので、パーツを入手して、本日レンズの入れ替えを行いました。
上がFL80Sの鏡筒、下がED81Sの鏡筒と接眼部です。
レンズ枠とフード、鏡筒バンドを引越ししました。新しいスーツに着替えた、という感じですね(笑)
決して安くはないパーツではありますが、これで、フリップミラーなどのパーツも使えるようになりました。できれば、2インチのレデューサも試してみたいです。
形見のレンズなので、これからも大事にしていきたいと思います(^^)
5/31は乙女高原
5/31~6/1は、ブログ仲間のJDISさんと、乙女高原に遠征しました。直前まで、GPVの予報が変化し、いろいろ迷いましたが、一番条件の良い(と思われる)乙女高原にしました。
いつもそうですが、下界は真夏日でも、標高1700mのここは別世界。到着後、すぐに着替えないと風邪を引きます^^;
南東~南~西~北西の様子、iPhoneのパノラマ写真
心配された天気も、ずっと雲ひとつない星空でした。もちろん、濃い天の川も見られました。その代わり、夜露と冷え込みは凄かったです(-_-;)
夏の大三角と天の川、NEX-5、22mm+絞りF4、ISO-1600、JPEG 1枚、450秒、コントラスト調整、
この日届いた落札SP赤道儀でノータッチガイド(笑)
この日届いた落札SP赤道儀でノータッチガイド(笑)
今回は、撮影ばかりではなく、眼視機材のチェックもしました。丈夫な三脚を使えば、SP赤道儀の経緯台利用で、約8kgのBKP200を振り回せることがわかりました。ただ、いかに眼視でもコマコレを付けないとダメですね。Tリングに31.7mmアイピースを付けられるようしないと・・・。
それから、乙女高原には、動物が一緒に観測しているようなのですが、いつもflatさんがいてくれるので、心強いです。flatさん、いつもありがとうございます!(^^)/
flatさんの観測風景といて座、
NEX-5、18mm+絞りF3.5、ISO-1600、JPEG 1枚、30秒、コントラスト調整、ノータッチガイド
この時期、3時には薄明が始まります。あっという間の楽しい時間でした。
現地で、仮眠をしてから、のんびりと帰りました。JDISさん、お付き合いいただいて、ありがとうございました。またご一緒させてください!(^^)
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